抜歯したとき、インプラント以外で再治療のリスクが低い治療はありますか?
先日、患者様から
「今まで抜歯した後はインプラント治療をしていましたが、この先歯が悪くなるたびにインプラント治療をすると思うと費用面での不安があり、また手術の不安やインプラントがダメになったときの不安もあります。再治療のリスクの低い治療法はありますか?」
という質問がありました。
インプラントでの治療を検討する患者様が増えてきており、同様のお悩みをお持ちの方も多いのではないかと思いますので、そのときに回答させていただいた内容をご紹介します。
再治療のリスクを下げるのに重要な“検査”と“設計”
再治療のリスクはどのような治療でも少なからずあります。ただし、リスクを計算したうえで治療を行い、対策をすることは可能です。
具体的には、どの歯が弱っていて、どの歯が元気かを検査して、設計をすることでリスクを減らします。検査の中でもレントゲン診査や咬み合わせの状態を調べることは治療の方針に大きく影響を与えます。
インプラント治療や他の治療でも方針が決まったら、お口の中の環境を清潔に整えます。本格的な治療に入る前に、歯周基本治療というクリーニングを行うことで、治療後の成績を向上させることや、再度設計を見直すこともでき、より確実な治療を行うことができます。
ここをしっかりできれば、あとは計画通りに治療を進めて治療目標を達成することを目指します。
メンテナンスをして、いいものを長く使う
また、どの治療にも言えますが定期的にメンテナンスをすることも重要になります。
例えば、高価で良い物ならメンテナンスをしなくても大丈夫だと思いがちですが、そんなことはありません。高級な車や時計でもメンテナンスは必要です。本来ある機能を長い期間利用しつづけるために重要なことなのです。
当院ではテレスコープシステムという入れ歯治療を行っています。
この方法の特徴は、お口の状態に合わせて設計ができるので、咬み合わせの回復や審美的な改善を期待でき、再治療のリスクを減らせることです。またメンテナンスの面でも、修理しながら長く使えるのが特徴です。
歯が抜けてしまった際には、いろいろな治療法があると思いますが、岩田歯科医院では再治療リスクの低い治療としてテレスコープシステムによる入れ歯治療をおすすめしています。
テレスコープシステムの入れ歯に興味をお持ちの方は、ご質問やご不明な点などお気軽にご相談いただければと思います。
神奈川県茅ヶ崎市 岩田歯科医院 院長 岩田直之