奥歯を失って噛めなくなるリスクを知ってますか?

近年、年齢に関係なく奥歯を失う人が増えています。

虫歯や歯周病などが原因で、気づかないうちに「噛めない」状態に陥るケースも少なくありません。

「奥歯がなくても大丈夫」と思っていませんか? 実はそれは大きな間違いです。

奥歯を失ったまま放置すると、食事のしづらさだけでなく、全身の健康にまで悪影響を及ぼすリスクがあるのです。

「奥歯を失って噛めなくなることが、どれほど深刻な問題なのか?」という点から、健康リスク・日常生活への影響・予防方法までを

わかりやすく解説します。

奥歯が果たす重要な役割とは?前歯との違い

奥歯と前歯では、その役割に大きな違いがあります。前歯は食べ物を「噛み切る」ための歯ですが、奥歯は「すり潰して、しっかり噛み砕く」役割を持っています。この“すり潰す力”こそが、私たちが効率よく栄養を摂取し、胃腸に負担をかけずに消化できる鍵となっています。

特に奥歯は、食事の際に最も力がかかる部分であり、咀嚼の約7~8割を担っていると言われています。つまり、奥歯が1本でも欠けると、噛む力が大幅に低下し、食べにくさだけでなく、食べ物を十分に細かくできないことで、体に様々な負担がかかってしまうのです。

また、奥歯は上下の噛み合わせや顔のバランスを保つ役割もあります。奥歯がなくなると、噛み合わせが崩れ、あごや顔全体の歪みにつながることもあるため、単なる「噛めない」だけの問題では済まされません。

奥歯を失うと起こる5つの健康リスク

奥歯を失って噛めない状態が続くと、私たちの体にはさまざまな悪影響が及びます。ここでは代表的な5つの健康リスクを紹介します。

咀嚼力の低下

奥歯がないと食べ物をしっかり噛み砕けず、食事のたびに不便を感じるようになります。噛む力が落ちると、食べる量そのものが減ってしまうことも。

栄養不足

硬い食材(野菜・肉・穀物など)を避けるようになり、栄養バランスが崩れがちになります。とくに高齢者の場合、奥歯の喪失がきっかけで体力低下や病気のリスクが高まることもあります。

認知機能の低下

近年の研究では、「噛むこと」と「脳の活性化」には深い関係があるとされています。奥歯を失うことで噛む回数が減ると、脳への刺激も少なくなり、認知症のリスクが高まる可能性があると報告されています。

発音障害

奥歯は舌の動きや口の形にも影響を与えます。舌の運動機能の低下が起こり発音が不明瞭になったり、話しづらさを感じたりする人も少なくありません。

顔のたるみや老けて見える

奥歯がないと噛み合わせが悪くなり、顔の筋肉が衰えていきます。その結果、口元がたるみ、実年齢以上に老けて見えてしまうこともあります。

以上のリスクは、1本の奥歯を失うだけでも徐々に進行していきます。治療が必要なのかどうなのか早期の対応が非常に重要です。

噛めない生活が引き起こす日常生活への影響

「奥歯を失ってから、食べたいものが食べられなくなった」 「外食が億劫になって、人付き合いまで減ってしまった」

このような声は、実際に奥歯を失った方々からよく聞かれます。奥歯がないと、食事の満足感が一気に下がります。例えばステーキやトンカツやおせんべいなど、噛み応えのある食べ物は避けるようになり、食べる楽しみそのものが失われがちです。また、食べ物をうまく噛めないことで、食事中に口からこぼれてしまったり、時間がかかったりして、周囲の目が気になってしまうこともあります。

さらに、「話す」「笑う」といった日常の動作にも影響が出ます。発音が不明瞭になったり、見た目の印象が変わってしまったりすることで、自己肯定感が下がるケースも少なくありません。

噛めないことが、食事だけでなく心理的・社会的なストレスにつながる。これは、実際に体験した人でなければ気づきにくい深刻な問題です。

奥歯を失わないで噛める状態を保つ事

奥歯を失ってから後悔しないためには、早めの予防と正しい対策が欠かせません。まず重要なのは、セルフケアと定期的な歯科検診です。虫歯や歯周病は早期発見・早期治療が基本。自覚症状がないまま進行することもあるため、最低でも年に1〜2回は歯科医院でチェックを受けましょう。

毎日のセルフケアは、正しいブラッシングやデンタルフロス・歯間ブラシの使用、食後のうがい習慣など、お口の環境を整えることが奥歯の健康維持につながります。

すでに奥歯を失ってしまった場合でも、入れ歯・ブリッジ・インプラントといった治療法で「噛める状態」を取り戻すことができます。なかでもインプラントは、他の歯に負担をかけず、天然の歯に近い噛み心地を得られるため、近年注目されています。

大切なのは、噛めない状態」を放置しないこと。放っておくと噛み合わせの崩れや健康リスクがどんどん広がってしまいます。今ある奥歯を守ること、そして必要なら早めに専門医に相談することが、いつまでも快適に食事を楽しむ秘訣です。

まとめ

奥歯は「ただ噛むための歯」ではありません。咀嚼力、栄養吸収、顔のバランス、そして脳の働きにまで深く関わっている、私たちの健康を支える重要な存在です。

そんな奥歯を失って「噛めない」状態が続くと、食事の不便さだけでなく、栄養不足や認知機能の低下、発音障害、老け顔など、想像以上にさまざまなリスクが生じます。実際に噛めなくなったことで生活の質が大きく低下したという声も多く、放置することは決しておすすめできません。

だからこそ、今のうちから奥歯を守る意識が大切です。定期的な歯科検診と日々のセルフケアを習慣にし、もし奥歯を失ってしまった場合は、入れ歯やインプラントなどの治療を前向きに検討しましょう。

「いつまでも自分の歯でしっかり噛めること」は、人生の質を大きく左右します。ぜひ、あなたの大切な奥歯を守る第一歩を、今日から始めてみてください。

当院では入れ歯インプラントの治療、咬み合わせの相談も対応しておりますので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。

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