歯を失う本当のリスクについて知っていますか?
奥歯の噛み合わせる歯が少なくなることです。
一般的に以下の項目が歯を失う危険因子であると思っている方が多いと思います。
・歯周病であること
・虫歯になりやすいこと
・歯ブラシが上手に出来ないこと
・現在喫煙者であること
・肥満であること
・毎年の歯科検診に参加していないこと
・高齢であること
これらよりも怖いリスクが存在しており、そのことについて説明します。
ある有名な研究結果で奥歯の咬合支持(噛み合わさっている歯)のない方は、歯の喪失リスクがもっとも高く、前歯部ではさらにリスクが高まることが明らかになっております。
つまり奥歯の咬合支持低下(噛み合わさっている歯の減少)は歯の喪失、特に前歯を失うリスクが上昇するということです。
奥歯の噛み合わせを失ってからは加速度的に症状の悪化が進みます。
噛み合わせ専門医の間ではよく知られたことですが一般的な患者さんには知られていないです。
このことは、定期検診などで歯の喪失を予防することの重要性を指導するだけでは不十分だと言えます。
誰しも自分の歯は失いたくないですよね。
高額な治療ですが我々が咬合支持の回復を行う治療(インプラント、自費入れ歯、噛み合わせの治療など)を患者さんにすすめる最大の理由です。
歯がボロボロでお困りでどこの歯科医院に行ったら良いか分からない方歯科医院を選ぶときに参考にした方が良いのは入れ歯専門でもインプラント専門でもなく両方とも専門的に行っている歯医者さんに治療をお願いすると良いと思います。