新生児~低年齢のお子さまの歯のケアについて
新生児のときは、歯がないからといって何もしなくていいわけではありません。
舌や歯茎などをぬれたガーゼでふいてあげましょう。
その後、歯が生えてきたら、離乳食が始まるので虫歯になる可能性があります。
新生児のときと同じで、歯や舌・歯茎などをぬれたガーゼ・小さめの歯ブラシでふいてあげましょう。
豆知識:離乳の目的と離乳食が必要な理由
離乳の目的
1.栄養摂取 →成長に伴い不足する栄養を摂取する
2.摂食機能の獲得 →さまざまな食形態の食摂取のための学習期間
※摂食とは摂食えんげともいわれ、食べ物を認識し、取り込み、噛みつぶし唾液と混ぜ合わせ、飲み込み、胃へ送る一連の行動のこと
離乳食が必要な理由
1.咀嚼の練習
2.味覚の形成 →食べ物の好き嫌いは子供の時期に決まる
3.不足する栄養分の補給 →生後5~6ヶ月ごろには母乳の栄養のみでは鉄分が不足する
4.消化機能の発達
5.脳の発達
6.食行動の基礎を作る →食の自立の基礎をつくる機会となる
これに注意!ほ乳虫歯(ボトルカリエス)
ほ乳ビンに砂糖入りミルク、果汁、乳酸飲料を入れて長時間くわえさせたままにすると口腔内に飲料物が滞留し、不潔になることで起こる低年齢時の虫歯のこと。
上の前歯と奥歯の咬む面に重篤な虫歯をもたらします。
以上のような点を考慮して、新生児や低年齢のお子さまの歯のケア、虫歯予防をしていきましょう。
神奈川県茅ヶ崎市 岩田歯科医院