自分の入れ歯がズレている、合っていないと思っていらっしゃる方へ

自分の入れ歯がお口の中でどのように入っているか知っていますか?
上下左右でどれだけズレているか気になりませんか?

上下の顎は、咬み合わせると口が閉じてひとつになります。

このとき、綺麗に上下の歯が咬み合わさり、ズレることなく同じ位置に戻る状態が理想です。

入れ歯を作る場合に、もともと咬み合わせのズレのない方は問題ありませんが、ズレがある方はバランスの修正をしながら、入れ歯もそれに合わせて作る必要があります。

咬み合わせのバランスは、体の中心軸に対する歯の咬み合わせる面の位置関係で決まります。

咬み合わせる面が左右対称であり、地面と咬み合わせる面が水平で体の正中と直交していれば理想的です。

咬み合わせのバランスが良ければ、咬む力は咬み合わせる筋肉と調和して、体の負担が少なく咬み合わせることができます。

治療で咬み合わせを考慮することは非常に高度な技術

実際の治療ではどうしているのでしょうか?
残念ながら、咬み合わせのバランスを正確に測りながら入れ歯を作ることは非常に高度な技術が必要です。

ほとんどの方が選択する保険診療では、診査や治療に使う道具や材料や方法がありません。ですから、応急処置的なおおまかな治療になってしまいます。

咬み合わせを考慮した入れ歯を作るには?

ではどうするべきか?
どのような症例に対しても診査・診断が重要になります。

どういう状態かを把握して、それぞれの症状に対して適切な治療方針を提案することが大事です。

これらを行うためには、“咬合診断”が必須であり、専門的な検査器具や知識、技術が必要です。

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また、その後の治療では専門的な知識、技術を持った歯科技工士の存在も欠かせません。

一般的には、ただ手先が器用なことが治療を成功させる要素と思われがちですが、そんな単純なことではありません。

やはり咬み合わせのバランスについて熟知していることが入れ歯治療において重要です。

咬み合わせのバランスの悪い入れ歯を長い間使いすぎると顎に負担がかかり、顎関節症になってしまうケースもあります。

咬み合わせの不具合で色々なデメリットが出てしまうので、咬み合わせのバランスはできるだけ整えておきましょう。

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神奈川県茅ヶ崎市 岩田歯科医院 院長 岩田直之

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